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誠心保育園

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誠心保育園

神奈川県相模原市。
相模大野駅前ロータリーに面する駅前立地で敷地の間口が狭く、周囲は5~7階建のテナントビルが乱立 。鍵型の変形敷地であった。
経営している幼稚園のサテライト的な存在を目指し、1.2.階は企業内保育園、3.4階は塾のスペース、5階は理事長が茶をたしなみ、子供に和の教育をさせたいとの要望で和室(茶室)を設けた。
周囲のビルが高いので、建物の低層階にどのように光を取り入れるか? 近隣の外壁が綺麗ではないので、窓をどのようにとるか? 敷地の間口がせまいので街に対してどのように関係性をもたせるか? 駅前の保育園とはどうあるべきか? 検討を重ねた。
コンセプトは、『光がさしこむ、まちにひらいた、明るい保育園』
駅前立地のため、効率性を重視し、敷地一杯に面積をとり縦に積み重ねたテナントビルになりがちであるが、そうすると建物の奥行きが深くなりすぎて、低層階に光が入らない。 そのため建物を駅前側からセットバックし、光を建物奥まで取り込む計画とした。また、駅前側から奥まった位置に全面窓で開放したことで、建物内での活動が、ちょうど良い加減で地域の方々に感じてもらうことができるのではと考えた。(距離が離れているので、全面ガラスであるが、そんなに見えない。)駅前立地という特性を、最大限生かし、まちにひらき、まちとのつながり、関係性を持った保育園に。
1階は、人の入退室を管理するため、駅前側に、事務室、調理室を配置。中庭越しの奥の空間に1歳児の保育室を最大限設けた。
1階保育室の天井高さを4mとし、階段踊り場から保育室側へ出られるようにし、子供達の背の高さで使える中2階の空間を作った。
駅前側の手前の1階屋上に、奥の2階室内より少し下がった位置に、駅前ロータリーからよく見える園庭を設けた。駅前立地だが、園庭があることが他の保育園との差別化につながると考えたからである。
園児が外で遊ぶのはもちろん、 屋外階段からも直接アクセスしやすく、マルシェや子供まつりを開くことも想定し地域の方々との交流広場として利用を考えた。
また、各階の床面積を、法律的に2つの直通階段が必要がない面積におさえ、建物の駅前側全面を窓に開放した。
5階は、下階とは雰囲気を替え、天井を不燃のヒノキを貼ったドーム型形状にし、おもてなしの和空間とした。
建物の各素材は、理事長夫妻が高知出身だったこともあり、土佐ヒノキ 、土佐漆喰、土佐和紙などの自然素材を用い、軒天井と内部天井にも木を貼ることで、 外から建物を見たときに、木の温かみが感じられる建物になった。
photo:Nacasa&Partners