前回に引き続き、台北での、誠品書店の話。
ブライダルサロンの担当者に今一番あついところだから、
是非いってみて!、といわれ訪れてみた。
このあたりは、古いタバコ工場が残っていて、
それをギャラリーやカフェ、イベントスペースとし、
周りに池を整備して水辺空間として一体で再開発しています。
台湾ドームもそばにできるそうで、これからが楽しみな街区です。
その隣に、誠品書店の商業施設の建物があります。
この誠品書店というのは、本屋さんなんだけれど、
ただの本屋ではなく、本屋を核にした、
商業空間を形成しているのが特徴で、
アパレルのフロア、雑貨のフロア、フードコートのフロア、さらには、
映画館、ホテルと様々な業態が入っています。
アパレルのフロア、天井がうねってます。
どのフロアにも共通していえる事は、通路等の共用部と、ショップとの境が、
非常に曖昧で、openなつくりになっていて、日本の百貨店のように、
通路を歩きながら、色々なショップをまわる印象とは全く違う事。
上記の写真とかは、雑貨のフロアにガラス工房があって、体験ができ、
それを外から眺めることができます。
上記の写真は服を作れる工房になっているようで、体験でき、それを見通せる
ようになっています。
おそらく、施設側のデザイン規制が優れているのだと思いますね。
とても開放感があって、ミックス感もあり、歩いていて楽しい。
天井のデザインも抜け感があって、心地よいです。
フードコートは写真をとれなかったのですが、非常にミックス感を感じられる
構成になっています。
肝心の本屋のフロアも、カフェが5,6店以上そばにあり、
非常にオープンな構成。
従来の商業施設や百貨店に感じられる、場所貸し(不動産的な)イメージが、
全く感じられない。
ショッピングを楽しむ空間として、非常に考えられているなと感じました。